セミナー11

監査の実効性と戦略性を高める

 

「監査チェックリスト」の改訂と活用

― 簡易な改訂テクニックから、ゼロ・ベースから見直す体系的ステップまで ―

とき :2017年(平成29年) 5月23日(火) 9:30~16:30(6H)
ところ :上野会場(JR上野駅至近)     ※会場入口の標示は「経営管理研究所」
講師 :戸村 智憲氏 (日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長・公認不正検査士)
参加料 :1名様  29,000円(税込)(内 消費税2,148円) 〔支払方法、割引はトップ頁に記載〕

 

講師紹介:戸村 智憲氏 (とむら とものり)

早大卒。米国MBA(経営管理学修士)修了。米国博士後期課程(Ph.D)中退。
国際公務員として、国連内部監査業務専門官、国連戦略立案専門官リーダー、国連主導の世界的CSR運動(人権・労働・環境保全・腐敗防止)の「国連グローバルコンパクト(UNGC)」広報・企業誘致業務などを担当。
退官後、民間企業役員として人事総務統括・監査統括や、経営行動科学学会理事、岡山大学大学院非常勤講師、JA長野中央会顧問、IT企業(株)アシスト顧問、上場IT企業JFEシステムズ(株)アドバイザーなどを歴任。
日本マネジメント総合研究所合同会社の理事長として、また、コーポレート・ガバナンス・アワード大賞選考委員などとして、監査人・監査役の地位向上や監査の実効性向上に向けてこれまでの監査業界になかった新たな監査モデル・技法・手法を世界に先駆けて開発・指導している。
テレビ出演lこNHK「クローズアップ現代」や報道番組のBS11「INsideOUT」などの出演や、テレビ朝日「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」番組監修でわかりやすい解説指導や専門性チェックなどを担当。著書30冊。『企業統治の退廃と甦生』(中央経済社)や『クリエイティブ監査への道“経営に資する監査”の再考と再興』(税務経理協会)など。テレビ・ラジオ出演、雑誌連載・寄稿など多数。

 

-講師の言葉-

監査が形骸化してしまうのは、実は監査チェックリストの策定法と用い方が元凶だった・・・。
自社の実態に合わない監査チェックリストをどれだけ使っても、監査の質も実効性も高まりません。また、市販やどこかのセミナーで配られたチェックリストを我流で修正しても、正当性の担保や経営の実態に即した論拠・妥当性があるとは限りません。
本セミナーでは論理的に妥当で自社の実態にあった監査活動・対応策を自らスムーズに構築するためのチェックリスト改訂技法・手法と戦略的監査への転換ポイントや、お手軽に既存の監査チェックリストを実効性あるものに改訂するワザや、ゼロ・ベースから自社に合ったチェックリストを根拠・正当性・妥当性をもって見直していく体系的ステップなどをお届けします。(戸村)

 

内 容

対象:内部監査、監査役、外部監査人、ISO部門など
レベル:指定はありません

1.経営に資する監査とチェックリスト

  1. 旧来からの監査対応の課題と監査人の悩み
  2. 非効率的な監査を強化するほど組織が悪くなる逆機能
  3. 戦略的チェックリスト活用と監査対応のひな形
  4. 「経営に資する監査」で見過ごされがちな3つのワナ
  5. 初心者~初級者の監査上の悩みと対応策
  6. 中級~上級者が軒並み陥る監査上の典型的なワナ

 

2. なぜ監査にも戦略性が必要なのか?

  1. 独立性や客観性ある経営活動の一環としての活動
  2. COSO-ERMにおけるリスク管理と戦略の一元化の要求
  3. 「ソフト・ロー的ミッション経営」による監査対応
  4. 企業統治を担う者としての統合的内部自治(IIG)
  5. 監査における中長期計画と戦略的対応のポイント

【ケース.1】具体的にわかりやすく監査戦略を構築する5つの実践ステップ

 

3. 戦略的な監査力と実効性向上の実践演習

  1. 戦略的思考力を養成するポイント
  2. 時間も人員も資金も限られた中での監査での創意工夫

【ケース.2】監査の思考停止を脱するThinking Auditアプローチ

【ケース.3】監査状況の分析手法と重要監査戦略目標(KAI:Key Audit Indicator)の策定による論理的監査手法

【ケース.4】KAI策定後の実効性を高める監査アクションプランの策定方法と実践例

 

4. 監査チェックリストの活用での悩み・課題・具体策

  1. 金融庁「不正リスク対応基準」に沿った懐疑心アプローチ
  2. 明日から具体的に取り組める実効性を高める監査のコツ集
  3. 日本企業に多い監査における悩み・課題と対応のコツ集
  4. 監査人の心理的なワナと留意点
  5. 要するに、どうすれば良いか?

 

5. 監査チェックリストの実効性ある改訂・活用ステップ

  1. 結局、どこまで踏み込み落としどころはどこなのか?
  2. バランス感ある監査対応でのコツ

【ケース.5】「外形的適格性監査」と「内質的適格性監査」問題

【ケース.6】テーマ別監査におけるチェックリスト策定ステップ

【ケース.7】時事的項目ピックアップのコツと改訂ステップ

【ケース.8】不正の予兆をつかむ早期警戒システム型監査とは?

 

6. 質疑応答

  • 時間の許す限り、全体質問でも閉会後の個別質問でも承ります。

 

※最新動向やより良い内容とお届け等の観点から、内容・項目等の改訂・修正・変更の可能性はございます。

※自社の「監査チェックリスト」などをご持参の方は、セミナー終了後に改善のポイントなど個別の無償相談に対応します。

※当日会場で名刺交換された方には後日も講師直通メールアドレスを通じてフォローアップの質疑応答やお悩み相談などにつき、双方に無理ない範囲で無償にて対応いたします。(戸村)

 

〔参加者のご感想〕

  • コミュニケーションという切り口が珍しく、あるべき監査の本質がわかる。(食料品)
  • 監査視点を「コンサルタント」から「カウンセリング」へは新鮮な驚き。(精密機器)
  • コミュニケーションという技法の具体的事例が役立つ。(情報)
  • 今の監査業務の確認とこれからの監査が明確になった。全てが参考になる。(倉庫運輸)
  • 監査人のモチベーションが上がる内容でさらにヤル気がでた。(食料品)
  • 講師の「私見ですが・・・」に多くのヒントがありました。(食料品)
  • ポイントを「キーワード」で整理しているので、今後実務に適用しやすい。(化学)
  • 監査技法より被監査部門との対応の仕方がカギを握っていることを改めて確認。(金属)
  • 「予兆把握」の本質的な内容をわかりやすく、かつ斬新な切り口で聞くことができた。
    同時に監査と懐疑心への理解も深まった。(製薬)
  • 「予兆把握」の重要性を認識した。同時にJ-SOXが機能していないことが判った。(・・)
  • ダイバーシティ経営がすすむ中で監査の対応が遅れていることを実感した。(サービス)