監査スキルを磨き、プロ監査人を目指す!
分野別 内部監査の着眼点
― 本社部門監査・国内/海外子会社監査(業務別監査)・三様監査の連携・不正調査等 ―
とき | : | 2018年(平成30年) 6月20日(水) 9:30~16:30(6H) |
ところ | : | 上野会場(JR上野駅至近) ※会場入口の標示は「経営管理研究所」 |
講師 | : | 吉田 邦雄氏 / 現 ㈱経営監査研究所 代表取締役・公認不正検査士(CFE) 前 ㈱ポーラ・オルビスホールデイングス 内部監査室部長 |
参加料 | : | 1名様 29,000円(消費税込み)〔支払方法、割引はトップ頁に記載〕 |
講師紹介
吉田 邦雄氏(よしだ くにお) 中央大学法学部卒業、富士ゼロックス㈱入社。法務/コンプライアンス、経理、企画、資材部門を歩み、生産企画部長、経営監査部マネジャー(部長)、㈱テクノル監査役及び長野ゼロックス㈱監査役を兼務歴任。2007年(平成19年)4月より、㈱ポーラ・オルビスホールディングス内部監査室部長。長年にわたり内部監査及び不正調査の第一線に従事。 |
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著書・論文 |
講師の言葉
近年、内部監査は大きく進化し、先進企業においては、その取り組み方も相当高度なレベルに達している。特に、欧米における経営者アンケート調査によれば、大手企業の内部監査部署は監査だけでなく信頼できる経営アドバイザー的な存在になりつつある。
しかし、一方で内部監査は、自己流でチェック中心かつ旧態依然の取り組み方、内向き志向、形式的監査等、厳しい批判や誤解も少なくない。これには2つ原因が考えられるが、1つ目は、内部監査部署の社内的位置付けが伝統的に低かった点、2つ目は、有事の際、内部監査がほとんど経営の期待に応えられなかった点があげられる。
これら2つの大きな問題はコインの表裏の関係にあり、これらを同時に解決する方策として、最も重要なスキルである「内部監査実務上の“着眼点”」、この知見を有しているか否かが正にプロとアマの分かれ目と言われながらも、ここにメスを入れた研修セミナーが少なかったと考える。教科書的監査理論、監査技術、監査手続き等ではなく、今回のセミナーは本テーマを真正面から取り上げ、経営に資する「企業価値向上」と「不祥事防止」の本質を深く考察しようとするものである。
私は、外部専門家ではなく、企業実務専門家として経営監査・不正調査に関する長年の体験から、これまでの講演歴の重要ポイントや実務を通じた失敗事例、内幕話、そして、本格的な課題解決に向けた着眼点等をご紹介しながら総力を結集した1日研修コースにしたいと考えている。また、1日という時間の制約上ご紹介が困難な情報に関してはテキスト巻末の「参考資料」も注力して作成しているので後日お目通して頂ければ幸いである。(吉田)
内容
Ⅰ. 内部監査の社内的位置付けが何故低いのか?
Ⅱ. 分野別 内部監査実務上の着眼点
Ⅲ. 有事の際の不正調査の着眼点
Ⅳ. 意見交換及び質疑応答
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参考資料
- 本社監査「方針管理監査の着眼点』
- 経営監査企画(案)事例
- 海外子会社監査の業務フローチャート(中国子会社ケース)
- 中国子会社監査事例の紹介
- 中国子会社監査チェックリスト
- 保税取引、増値税発票、中国契約書、贈収賄罪、中国不正の特徴等
- 海外子会社監査のキーポイント
- 外国贈賄罪
- 米国、英国、中国、香港、ロシア、インド、インドネシア、ベトナム
- 監査役会設置会社/監査等委員会設置会社のメリット/デメリット
- ソフトガバナンスの重要性
- 経営監査ベンチマーク
- 経営監査に必要な人材育成プログラム
- 不正防止プログラムの骨子
参加者のご感想(「内部監査の基本」から)
- 監査の「イロハ」を知らない私でも「これからの監査」がどうあるべきか理解できた。(電機機器)
- 監査役ですが勉強のために参加した。内容が理論的であり弊社の監査部門の活動を充実させるために多くのヒントを得ました。失敗談も参考になり他の講義では得られない実務的な内容でした。(情報)
- 他部門から異動したため、前任者の計画で活動してきたが、今年度の計画をたてるにあたりもっと早い段階で参加していればよかった。全体的に分かりやすかった。(食料品)
- 講師の経験談を聞き監査業務に対する情熱を今まで以上に持つことができた。(匿名)
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