セミナー6

監査スキルを磨き、プロ監査人を目指す!

分野別 内部監査の着眼点

-本社部門監査・国内/海外子会社監査(業務別監査)・三様監査の連携・不正調査等-

とき :2017年(平成29年) 12月12日(火) 9:30~16:30(6H)
ところ :上野会場 (JR上野駅至近)  ※会場入口の標示は「経営管理研究所」
講師 :吉田 邦雄氏 ((株)ポーラ・オルビスホールデイングス 内部監査室部長)
          (元・富士ゼロックス㈱ 経営監査部コンサルタント)
参加料 :一名様  29,000円(税込)(内 消費税2,148円) 〔支払方法、割引はトップ頁に記載〕

 

講師紹介:吉田 邦雄氏 (よしだ くにお)

中央大学法学部卒業、富士ゼロックス(株)入社。法務/コンプライアンス、経理、企画、資材畑を歩み、生産企画部長、経営監査部マネジャー(部長)、(株)テクノル監査役、長野ゼロックス(株)監査役等を兼務歴任。2007年4月より(株)ポーラ・オルビスホールデイングス内部監査室部長。日本内部監査協会講師、経営倫理実践研究センター上席研究員(監査部会及び不正調査研究会各主宰)、東証上場企業、財務省等中央官庁、日本公認会計士協会、日本監査役協会、大学大学院向け内部監査(経営監査)の高度化、不正・不祥事防止等に係る講演やコンサルティング、活動も積極的に展開中。日本公認不正検査士協会アド、パイサーリー委員会委員歴任、CFE(公認不正検査士)、20年以上に亘る内部監査の現場第一線に従事。明快で懇切丁寧な語り口で好評。(株)経営監査研究所代表取締役社長。

著書・論文: 2002年貫井陵男著『企業経営と倫理監査』寄稿同文舘出版発行、2004年『富士ゼロックスの倫理・コンプライアンス監査』東洋経済新報社発行、2006年『経営監査機能強化』企業研究会研究叢書No.133分担執筆、2006年『月刊監査役8月号』及び『日経情報ストラテジー9月号』“日本版SOX法対応に関する緊急提言”執筆、2010年、2012年BERC編『実践!コンプライアンス上級編』への協力執筆 PHPエディターズグループ発行、2014年BERC季刊誌『経営倫理』“統合報告の戦略的意義”寄稿、2015年『月刊監査研究8月号』“経営監査の高付加価値化”<CSVと経営監査>発表、2017年『月刊監査研究4月号』“経営監査から見た不正防止への考察”発表、2017年『月刊監査役7月号』全国会議パネルディスカッション“内部監査部門との連携強化に向けた取組み”掲載、他多数。

 

-講師からの一言-

 近年、内部監査は大きく進化し、先進企業においては、その取り組み方も相当高度なレベルに達している。特に、欧米における経営者アンケート調査によれば、大手企業の内部監査部署は監査だけでなく信頼できる経営アドバイザー的な存在になりつつある。
 しかし、一方で内部監査は、自己流でチェック中心かつ旧態依然の取り組み方、内向き志向、形式的監査等、厳しい批判や誤解も少なくない。これには2つ原因が考えられるが、一つ目は、内部監査部署の社内的位置付けが伝統的に低かった点、二つ目は、有事の際、内部監査がほとんど経営の期待に応えられなかった点があげられる。

 これら2つの大きな問題はコインの表裏の関係にあり、これらを同時に解決する方策として、最も重要なスキルである「内部監査実務上の“着眼点”」、この知見を有しているか否かが正にプロとアマの分かれ目と言われながらも、ここにメスを入れた研修セミナーが少なかったと考える。教科書的監査理論、監査技術、監査手続き等ではなく、今回のセミナーは本テーマを真正面から取り上げ、経営に資する「企業価値向上」と「不祥事防止」の本質を深く考察しようとするものである。

 私は、外部専門家ではなく、企業実務専門家として経営監査・不正調査に関する長年の体験から、これまでの講演歴の重要ポイントや実務を通じた失敗事例、内幕話、そして、本格的な課題解決に向けた着眼点等をご紹介しながら総力を結集した1日研修コースにしたいと考えている。また、1日という時間の制約上ご紹介が困難な情報に関してはテキスト巻末の「参考資料」も注力して作成しているので後日お目通して頂ければ幸いである(吉田)

 

内 容

 

Ⅰ. 内部監査の社内的位置付けが何故低いのか?

  • これまでの旧態依然の内部監査
  • 経営の期待に応えられない内部監査(経営者と内部監査部門の意議ギャップ)
  • プロとアマの監査人の違いはどこか

 

Ⅱ. 分野別 内部監査実務上の着眼点

1. 難易度の高い本社部門監査の着眼点

  • 経営企画部監査、経理部監査、人事部監査
  • 情報システム部監査(IT業務監査)、内部統制部監査(J-SOX業務監査)

 

2. 監査頻度の多い国内/海外子会社監査の着眼点

  1. 海外子会社監査の固有の策眼点
    関係会社の進出形態別監査、海外コンプライアンス監査
    リスクの高い海外子会社(監査指摘事項事例)
  2. 国内/海外子会社監査共通チェックリストと着眼点
    棚卸資産管理、購買・外注管理、販売管理、人事・労務管理、
    個人情報管理、情報システム管理、固定資産管理、物流管理、
    研究開発管理、製造管理、経理、コンブライアンス、孫会社管理他
  3. 海外M&A買収後監査の着眼点
    “9割が失敗する(?)海外M&A”に対する「買収後監査」

 

3. 実効の上がる三様監査連携上の着眼点

  • 監査役等との連携、・監査法人との連携、三様監査連絡会の設置

 

Ⅲ. 有事の際の不正調査の着眼点

  • 不正調査プロセスと着眼点
  • 不正/不祥事防止に向けた次世代GRCの提言
  • 不正の兆候の見つけ方

 

意見交換及び質疑応答

  • 講義をベースに質疑応答および自由な意見交換の場を適宜設けます。

 

《参考資料》

  • 本社監査「方針管理監査の着眼点』
  • 経営監査企画(案)事例
  • 海外子会社監査の業務フローチャート(中国子会社ケース)
  • 中国子会社監査事例の紹介
  • 中国子会社監査チェックリスト
    保税取引、増値税発票、中国契約書、贈収賄罪、中国不正の特徴等
  • 海外子会社監査のキーポイント
  • 外国贈賄罪
    米国、英国、中国、香港、ロシア、インド、インドネシア、ベトナム
  • 監査役会設置会社/監査等委員会設置会社のメリット/デメリット
  • ソフトガバナンスの重要性
  • 経営監査ベンチマーク
  • 経営監査に必要な人材育成プログラム
  • 不正防止プログラムの骨子

 

 

〔参加者のご感想〕(「内部監査の基本」から)

  • 監査の「イロハ」を知らない私でも「これからの監査」がどうあるべきか理解できた。(電機機器)
  • 監査役ですが勉強のために参加した。内容が理論的であり弊社の監査部門の活動を充実させるために多くのヒントを得ました。
    失敗談も参考になり他の講義では得られない実務的な内容でした。(情報)
  • 他部門から異動したため、前任者の計画で活動してきたが、今年度の計画をたてるにあたりもっと早い段階で参加していればよかった。全体的に分かりやすかった。(食料品)
  • 講師の経験談を聞き監査業務に対する情熱を今まで以上に持つことができた。(匿名)