セミナー7

【定評のある監査実務】

不祥事監査

-不正手口と兆候の見抜き方-

とき :2018年(平成30年) 11月15日(木) 9:30~16:30(6H)
ところ :上野会場 (JR上野駅至近)  ※会場入口の標示は「経営管理研究所」
講師 :吉田 邦雄氏 日本内部監査協会講師、CFE(米国公認不正検査士)
参加料 :一名様  29,000円(税込)(内 消費税2,148円) 〔支払方法、割引はトップ頁に記載〕

 

講師紹介:吉田 邦雄氏 (よしだ くにお)

 中央大学法学部卒業、富士ゼロックス(株)入社。法務/コンプライアンス、経理、企画、資材畑を歩み生産企画部長、1995年経営監査部マネジャー(部長)、この期間、長野ゼロックス(株)監査役などを兼任。2007年4月より移籍、(株)ポーラ・オルビスHD内部監査室部長。
 法務/コンプライアンス、ガバナンス、リスクマネジメント、経営監査、不正調査、海外子会社監査、東証上場審査対応、J-SOX実務対応、持株会社監査、事業計画監査、海外M&A買収後監査、ITガバナンス監査、監査の品質評価プログラム、BCP対応、CSR/CSV監査研究等20年以上実務専門家として監査/不正調査現場の第一線に従事。
 日本内部監査協会「2003~2017年度実務演習」「監査役監査研究会2005年2月・3月例会」各講師および「2006~2017年度内部監査士認定講習会」講師、経営倫理実践研究センター(BERC)上席研究員、企業研究会「これからの経営監査を考える会」運営幹事。神戸大学大学院(経営学研究科)等大学大学院、日本公認会計士協会、日本監査役協会、民間大手企業、財務省を始めとする中央官庁等において講演/コンサルティング/執筆活動も行っている。(株)経営監査研究所取締役社長。

論文・著書: 2004年『富士ゼロックスの倫理・コンプライアンス監査』東洋経済新報社発行、2006年『経営監査機能強化とグループ会社監査体制の確立』企業研究会研究叢書No.133分担執筆、2006年『月刊監査役8月号』および『日経情報ストラテジー9月号』“日本版SOX法対応に関する緊急提言”共同執筆、2012年BERC編『実践!コンプライアンス上級編』への協力執筆PHPエディターズグループ発行、2015年『月刊監査研究8月号』“経営監査の高付加価値化”〈CSVと経営監査〉発表、2017年『月刊監査研究4月号』“経営監査から見た不正防止への考察”、2017年『月刊監査役7月号』監査役全国会議パネルディスカッション登壇“内部監査部門との連携強化”他。

 

-講師の言葉-

 わが国におけるリーディングカンパニーの企業不祥事がなくなりません。
 これまでの社内強化策が何故実を結ばないのでしょうか?
 本セミナーはここにメスを入れ、「不正手口と兆候の見抜き方」を中心とする『不祥事監査』をご紹介いたします。
「不正は隠されるため不正事実の発見は極めて困難」と言われてきました。
 これまでの企業不祥事研究、コンプライアンス体制、リスク管理、内部監査では限界ありとも言われています。
“不正の早期発見/早期是正”を実行ならしめ、経営陣が期待する企業の「自浄機能強化」に繋げるためにも、これからのコンプライアンス、リスク管理、監査に携わる方々は“企業実務家”としての高度な感受性と深い分析力等高い専門能力が求められております。
 一つの不正の兆候からは複数の不正手口の可能性が示唆されますが、他方、不正手口からは何らかの不正の代表的な兆候が現れていますので、これを見逃さず、専門的な検証を試みる必要があります。
 さらに、新COSO ERMに代表されるような経営戦略とERMの統合化、すなわち、企業不祥事防止のためには、ERM的視点からの新しい“機能(別)戦略”の策定・展開も最重要課題でありますので、“企業風土監査”と合わせて取り上げていきたいと考えます。(吉田)

 

 

内 容

対象:内部監査部門、監査役
レベル:指定はありません

1. 不正調査・不祥事監査
(1)はじめに
   ・不正の早期発見・早期是正、
    それに続く業務の改善・改革、
    このPCDAサイクルを
    企業文化→企業風土として定着
(2)業種別重大不祥事リスク
(3)発見の難易度評価
(4)不正手口と兆候の対応関係についての検証
(5)不正手口と兆候の早期発見事例
   (a)会計不正
     ‐資産/収益過大計上、負債/
      費用過小計上、不適切な情報開示、
     -資産横領(個人不正)
   (b)コンプライアンス違反
     -過重労働、品質不正、談合・贈賄、情報漏洩
(6)最近の品質不正事例
(7)ISO9001監査と内部監査
(8)品質不正の見抜き方事例
(9)上場会社における不祥事予報のプリンシプル

2. 経営戦略/不正調査/ERMの融合
(1)経営戦略/不正調査/ERMの融合実現
(2)事業リスク/非事業リスクの評価手順
(3)リスク対応戦略
(4)企業不祥事防止を狙ったこれからのERM戦略
   (a)これまでの足りないものは何か?
   (b)不正防止を狙った「機能別戦略」と
     「企業風土監査」
(5)新COSO ERMと不正の抜本的対策
(6)次世代GRC構築の具体例
(7)「不正リスク管理プログラム」の具体例

3.質疑応答

4. 参考資料
(1)不正の分類
(2)不正調査と内部監査の違い
(3)IIA国際基準上の「不正調査」の位置付け
(4)不正調査プロセス
(5)経営の期待に応える真のプロの条件

 

〔参加者のご感想〕「品質不正の監査対応」から(18/6)開催

  • 品質不正の概要とそれらを防ぐ手段や手順を学べたこと。
  • 品質不正に留まらずリスクマネジメントの方向性を示されたこと。
  • 品質不正の監査事例が役立った。このテーマのセミナーは無い。
  • 解説書がほとんど無いため非常に役立った。
  • 非事業リスクについて非常に勉強になった。すぐ企業体質監査を考えたい。
  • 企業風土と品質不正がリンクしていることが判り貴重な体験でした。
  • 不正防止のガイドラインの紹介が役立った。ISOと不正との関係が判ったこと。